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今日中に風邪を治してください No2 2020,7.8

  半日程で風を治す、そのためには条件があります。1)汗腺(エックリン腺)がある真皮(いわゆる表に含まれる)に邪気が集まっている。2)発刊と共に邪気が体外へ排泄される。今回は、1)についてのべてみます。
 条文1に、太陽の病たる、脈浮、頭項強痛して悪寒す。とあります。通常、邪気(ウイルスなどの病原体)は、鼻から入り、その奥にある睛明から体内へ侵入します。頭項強痛から、侵入した邪気は、太陽膀胱経を通過していることが分かります。太陽膀胱経は、頭部、頚部、背部へと流れていきます。従って、邪気は、臓腑(いわゆる裏)へ侵入しなければ、頭部を通り背部へ移動し、真皮に向かった広がっていきます。そのことは、脈浮と悪寒によって知ることが出来ます。
 脈浮について考えてみましょう。太陰肺経の原穴、脈会穴でもある太淵穴(橈骨動脈の近くにある)から解放された気が、決定的な影響を与えます。
   肺兪|<- - - -肺 - - - - - - - - ->太淵
           |↑ 肺経脈など
           ↓
  大腸兪|<- - 大腸
肺経脈などを通って肺に入る気は、やや増加するかもしれません。一方、肺兪と大腸兪が邪気の影響で塞がれれば、肺から兪穴へ抜ける気は大きく減少します。従って、肺経脈を通って太淵へ向かう気は増強されます。そして、橈骨動脈周囲組織抵抗が下がり、脈は浮くのです。つまり、脈浮は、背部の表に邪気が集まっていることを暗示しているのです。
 悪寒とは、条文11などを考察すると、次のような時に感じるのでしょう。表の(陽ー陰)>裏の(陽ー陰)の状態の時です。邪気が表に集まれば、陽気も表に集まり、表(陽ー陰)>裏(陽ー陰)となり、悪寒を感じます。つまり、悪寒とは、邪気が表に集まっていることを暗示しているのです。
 
 条文11 病人身大熱するに反て衣を得んと欲する者は、熱皮膚に在りて寒骨髄に在るなり。身大熱するに反て衣を近づくるを欲せざる者は、寒皮膚に在りて熱骨髄に在るなり。
at 2020/07/08 18:41:48