トップ  > 糖尿病専門医、傷寒論を読み解く  > 眠れないので薬をください No5 2020,9.2
受付時間

 9:00~12:30 

14:00~17:30


水曜は18:30まで
受付いたします。

休診日
 木曜・土曜の午後
 日曜・祝日

 
TEL
 092-752-2092

お問い合わせ先

〒 810-0001
福岡県福岡市中央区天神4-4-30
天神西江ビル1F

  • 電話:092-752-2092
  • FAX:092-752-2092

ケータイサイトQRコード

RSS1.0    RSS2.0 

眠れないので薬をください No5 2020,9.2

条文40に、傷寒、表解せず、心下に水気有りて乾嘔、発熱して欬し、或いは渇し、或いは利し、或いは噎し、或いは小便不利して少腹満し、或いは喘する者は小青竜湯之を主る。とあります。眠れなくなるとは書かれていません。何故でしょうか?
 邪気の一部はいわゆる表に残り、残りは経脈を通って胃に到達しています。ウイルスなどの病原体は、通常は胃内か脾に向かいます。もし、胃の傍にある肺経脈に侵入すれば心筋炎などの心疾患になります。
 発熱して欬しとは、表に邪気がいることによる症状です。邪気は以下のように体内へ侵入していきます。
    厥陰肝経の暮穴
    - -> 期門 - - - ->胃1)
                     ↘ - - 脾        :太陰脾経

1)胃に到達した邪気(ウイルスなどの病原体)は、水電解質異常を起こします。その結果、心下に水気有りて乾嘔することになります。
 鬱滞した胃気が胃経別を上れば渇し、邪気が腸管に入れば利し、水気が脾経別を上れば噎し、門脈の流れが悪くなれば小便不利して少腹満し、病理産物が肺経脈に入れば喘する事になります。
 胃気が鬱滞すれば熱を持ちます。それでは何故、心中煩して臥すを得ざるとはならないのでしょうか?脾機能が障害され水が生まれるためと思われます。
              心
              ↑
脾経脈
       - - ->
      
胃経脈       脾経脈
                   脾 
 では、小柴胡湯や大柴胡湯の場合はどうでしょうか?次回、詳細に検討してみます。

at 2020/09/02 17:04:58