トップ  > 糖尿病専門医、傷寒論を読み解く  > 眠れないので薬をください No6 2020,9.9 2021,11.26
受付時間

 9:00~12:30 

14:00~17:30


水曜は18:30まで
受付いたします。

休診日
 木曜・土曜の午後
 日曜・祝日

 
TEL
 092-752-2092

お問い合わせ先

〒 810-0001
福岡県福岡市中央区天神4-4-30
天神西江ビル1F

  • 電話:092-752-2092
  • FAX:092-752-2092

ケータイサイトQRコード

RSS1.0    RSS2.0 

眠れないので薬をください No6 2020,9.9 2021,11.26

 条文96に、傷寒五六日中風、往来寒熱、胸脇苦満、嘿嘿として飲食を欲さず、心煩喜嘔す。------小柴胡湯之を主る。とあります。眠れなくなるとは、やはり書かれていません。
 詳細は省きますが、邪気(不活化したウイルスなど)は、膀胱経→胆経→脾経へと移り、胃に到達します。胃壁内で陽気や水などと反応し、新たな邪気(寒湿)が生まれます。この邪気の周りには、多くの陽気は集まって来ません。何故なら、経脈内の邪気により陽気の流れは悪く、この水と反応した邪気は多くの陽気を集めないからです。また、胃壁内で陽気の鬱滞が強くなり心煩すると、嘔吐します。胃壁内での陽気の鬱滞は弱く、心へ流れる陽気もそう多くはなりません。不眠とはならないでしょう。陽気が心経脈を介して脳に流れ続けないと、不眠にはならないようです。
 それでは、大柴胡湯の場合はどうでしょうか?次回、詳細に検討してみます。

at 2020/09/09 16:21:55